複数回線にネットワークを構築するsdwan

多くの企業は専用回線やブロードバンド回線、モバイル回線などを使ってネットワークを構築しています。モバイル回線にはLTEや3Gなどの違いが出ることもありますが、基本的にはサブ回線として利用されることが多いでしょう。これらの回線は企業が業務を行う上で必須となっており、パソコンをはじめとしたデバイスなしでは仕事ができない現代社会において必要不可欠です。デバイスの使用が当たり前のものになり、サーバーへのアクセスが増加することでネットワークの混雑が発生するようになりました。

多くの社員からのアクセスが集中すれば当然ながらサーバーはその分だけ多数の処理を引き受けることになり、応答に時間がかかるようになります。また、昨今ではテレワークなども増加傾向にあり、ネットワークの必要性はさらに高まっています。sdwanは複数の回線を併用し、仮想的なネットワークを構築してソフトウェアで制御することができます。sdwanの管理画面から各拠点の設定なども行えるため、実際に現地に足を運んで操作をする必要がないのもメリットでしょう。

sdwanの導入によってシステム管理者の負担を減らし、さらに今まで使用していた回線も無駄にすることなく利用できるようになっています。さらに拠点間の距離を問わずに使用できるため、例えば国内の拠点と海外の拠点をつなぐことも可能です。同一のネットワークとして扱いつつも、sdwanによるアクセス制御で快適な通信が行えるように管理することができます。